教会の暦から

聖霊降臨説
CalendarS2021
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 わたしたちの教会暦は,いま聖霊降臨節といわれる時期です。
 イエス・キリストという,神様のご意志を人間に伝え,どのように生きるべきかを教えてくださる方が,十字架で亡くなられ,復活されてから40日間は弟子たちに教え続けられましたが,やがて天に昇られたとされています。そうすると,私たちの目に見える形では,神様は地上におられなくなってしまいます。そこで神様は「聖霊せいれい」という,神様の力・働きを発揮されるもの〔この記事を書いているホームページ担当の信徒は,神様の力の塊のようなものと考えているのですが〕を人間に与えてくださいました。神様は,この聖霊を通して,地上で今も,私たちを導き,力を発揮しておられます。
 聖霊は,神様,そしてイエス・キリストを信じる信徒たちをまとめて導き,イエス様の教えを世界に宣べ伝える働きもしておられます。だから,聖霊が私たちに注がれた日(聖霊降臨日,ペンテコステ)のことを,「教会の生まれた日」と言うこともあります。

〔いくつかの箇所で,ホームページ担当の一信徒の考えを書かせていただきました。〕

わが国で多くの人が信じている「神様」は,氏神様,商売の神様,受験の神様など,人が「お参り」をすると何かの御利益ごりやくを与えてくださるイメージが多いように思います。氏神様やご先祖様は,子孫の幸福を望んでおられるのでしょうが,それを超えて「あなたたちは,こう生きなさい」という理念や生き方の理想を語りかけることはありません。わが国の政治家のスタイルが,支持者の陳情を聞いてその実現を目指すところにあって,社会の理想や理念の実現に無関心であるのと通じ合っています。
キリスト教は,一人の神様が私たちと会話してくださいます。この神様は,「私はあなたたちを愛している」,「あなたも,あなたの助けを求めている人を愛し,助けなさい」と語り続け,この言葉にできるだけ従おうと決心した人たちを助けてくださいます。そういう社会では,政治のスタイルも,選挙の費用を寄付してくれる支持者の陳情を聞くだけではなく,地球温暖化への対応,社会的弱者への援助,平和に向けた対話など,人類全体を視野に入れたものであるように見えます。
信仰には,社会全体の姿をも変えていく力があるように思えます。(これも,ホームページ担当の一信徒の考えです。)